皆さま、いつも株式会社リバティをご利用いただきありがとうございます。
代表取締役の上田洋一です。
普段は住宅改修や福祉用具のサービスを提供する側の私が、今回「お客様」として自社のサービスを体験しました。88歳になる母の実家の住宅改修を、当社の堂満課長に依頼したのです。 この経験を通じて感じたこと、気づいたことを、同じような悩みを抱えるご家族の皆様にお伝えしたいと思います。

突然の入院、そして在宅生活への不安
――まずは今回、ご実家の改修をご依頼された経緯を教えてください。
社長: 母が圧迫骨折で入院したと連絡を受けたのは、2025年10月のことでした。 2ヶ月間の入院生活を経て、退院が近づくにつれ、私の中で不安が大きくなっていきました。「このまま自宅に戻って、本当に大丈夫だろうか」と。
退院後、母は要支援1の介護認定を受けました。要支援1では施設への入所は難しく、在宅での生活を続けていくことになります。
しかし、入院前から不安定だった母の足腰は、2ヶ月の入院でさらに弱っていました。 玄関の段差、トイレでの立ち座り、お風呂場での動作――。以前の住環境のままでは、再び転倒して骨折するリスクが高い。
「母が安心して自宅で暮らし続けるために、住環境を整えなければ」
そう決意し、当社の堂満課長に相談しました。
プロの目が見抜いた「危険ポイント」と提案
――相談を受けた堂満課長は、まずどのように動かれたのですか?
堂満課長: お母様とは直接お会いできていなかったので、身体状況がどのレベルなのか正確にはわからない状態でした。そこで、これまでの経験則をもとに現場を確認しました。
家の中自体には段差がなかったので、そこはあまり気にせず大丈夫だろうと判断しましたが、気になったのは「段差がある箇所」です。玄関と勝手口、お風呂場の入り口に段差があったので、そこを解消する提案をさせていただきました。 また、日常生活の動作である「トイレ・入浴・食事・就寝」を確認する中で、トイレで立ったり座ったりする際に掴まるものがありませんでした。そこも重点的に提案しました。
【改修前の状況】

トイレ

脱衣所

勝手口

玄関①

玄関②

屋外
社長: 堂満課長に現場調査をお願いしたところ、私が気づいていなかった危険箇所まで指摘されました。
【玄関】 上がり框の段差だけでなく、靴を履く際の動線まで考慮した手すりの配置を提案されました。
「お母様の利き手と、普段どちらの足から靴を履くかで、手すりの位置が変わります」という説明には驚きました。圧迫骨折後は特に、段差の昇り降りが負担になるため、しっかりと体重を預けられる手すりが必要とのことでした。
【トイレ】 便座からの立ち上がりをサポートする手すりを設置。角度や高さは母の身長と握力に合わせて調整されています。圧迫骨折後は腹筋や背筋に力を入れにくくなるため、手すりの重要性が増すそうです。
【お風呂】 浴槽内での姿勢保持と、浴槽をまたぐ際の安全確保を考えた設計。滑りにくい浴槽台も導入しました。入浴は転倒リスクが最も高い場面の一つ。母が一人でも安全に入浴できるよう、細かく配慮されていました。
【縁側・ベッドサイド】 日常の動線を考慮した手すりの配置。特にベッドから起き上がってトイレに向かう夜間の動線は、転倒リスクが高いとのこと。寝起きでふらつきやすい時間帯だからこそ、確実につかまれる場所が必要なのだと納得しました。
【外部】 玄関周りの外部にも手すりを設置。モルタル工事を伴う本格的な施工です。
退院当日の午前中に完了!「スピード」と「配慮」
――実際の工事はどのように進んだのでしょうか?
社長: 現場調査の後、見積書の作成から取り付け箇所の図面作成まで、非常にスムーズに進みました。必要な情報が整理され、わかりやすく提示されたことで、安心して工事をお願いすることができました。
住宅改修の工事は、行政からの着工許可が下りてからでないと始められません。介護保険を利用する場合、事前申請が必要なのですが、課長はこの手続きについても丁寧にサポートしてくれました。
そして迎えた退院当日。
母が病院を出て自宅に戻るその日の午前中に、すべての工事が完了しました。
堂満課長: 退院日当日の午前中に現場に入り、福祉用具のベッド搬入と、手すりの設置工事を一気に行いました。
13時くらい、ご本人が帰宅される前には終わりましたね。
途中で社長がお母様を迎えに行かれて、私が現場で1人になった時間もありましたが、トータルで間に合わせることができました。
基本的にはご本人様立ち合いのもと、その住宅にご本人様が暮らしていることが確実な状況で行うことも多いのですが、今回は退院に合わせて実施しました。
社長: ベッドの設置、室内各所の手すり設置、そして玄関・トイレ・浴室・外部の手すり取り付け――外部のモルタル工事まで含めて、すべてを課長が一人で、手際よく仕上げてくれました。
母が自宅に戻ったとき、住環境は完璧に整っていました。
「退院したその日から、安全な環境で生活を始められる」
これがどれほどありがたいことか、お客様の立場になって、初めて実感しました。
【改修後の状況】

トイレ

脱衣所

勝手口

玄関①

玄関②

屋外

ベッド回り

浴槽内
介護保険と自費、それぞれの選択
――今回は、介護保険サービスと自費サービスを組み合わせて利用されたそうですね。
社長: はい、今回の住環境整備では、介護保険サービスと自費サービスを組み合わせて利用しました。 手すりについては、介護保険のレンタルサービスを利用。要支援1でも利用可能で、月々の負担を抑えながら必要な福祉用具を導入できました。
一方、ベッド(特殊寝台)については、要支援1では介護保険の対象外となるため、自費でのレンタルを選択しました。
「介護保険が使えないなら諦めよう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、圧迫骨折後の母にとって、起き上がりやすいベッドは生活の質を大きく左右するものでした。背上げ機能があることで、腰に負担をかけずに起き上がれる。これは毎日のことだからこそ、自費であっても導入する価値があると判断しました。
介護保険で対応できる部分と、自費でカバーすべき部分。課長から丁寧に説明を受け、母にとって本当に必要なものを選ぶことができました。
「お客様」になって感じたこと
――実際にサービスを受ける側になってみて、いかがでしたか?
社長: 正直に申し上げます。課長の仕事ぶりを見て、「さすがプロだな」と感心しました。
現場調査から見積・図面作成、行政手続きのサポート、そして退院当日に合わせた完璧な施工。一連の流れがすべてスムーズで、無駄がない。しかも、あれだけの工事を一人で、午前中のうちに仕上げてしまう技術力と段取り力。
私たちの会社のサービスを、外から見つめ直す機会になりました。単に手すりをつけるだけではない。ご利用者様一人ひとりの身体状況、生活習慣、住環境をトータルで見て、最適な提案をする。介護保険の範囲内だけでなく、本当に必要なものは自費であっても提案する。そして、ご本人の生活に支障が出ないよう、最適なタイミングで確実に仕上げる――。
これが私たちの仕事なのだと、改めて実感しました。
堂満課長: 社長のお母様が入院中というのは知っていて、以前、ご実家にも伺ったことがありましたので、今後色々と必要になるだろうとは思っていました。普段あまり現場での姿を見ていただくことはなかったので、喜んでいただけて良かったです。
社長: 工事が終わってから、母の表情が明るくなりました。「手すりがあると安心」「一人でトイレに行けるようになった」「お風呂が怖くなくなった」と。
入院中は「もう自宅には戻れないかもしれない」と弱気になっていた母が、今は自分の家で、自分らしく暮らしています。
住環境を整えることで、「できない」が「できる」に変わる。その瞬間に立ち会えたことは、私にとっても大きな喜びでした。
同じ悩みを抱えるご家族へ
――最後に、同じようにご家族の生活に不安を感じている方へメッセージをお願いします。
堂満課長: はじめての介護となると、わからないことだらけで不安が大きいと思います。 でも、すべてをご家族だけで抱え込まないでください。私たちのような専門職がいます。
すべてを自分でやるというよりも、そういった専門の人に助言をもらったり、任せるところは任せて頼っていただいたりすると良いと思います。
それが、介護される方も介護する方も安心して生活ができ、その方らしい生活を送るための一番の近道です。いろんな窓口、専門の方がいらっしゃるので、まずは相談していただくことが大事だと思っています。
社長: ご家族が入院された後、「自宅に戻って大丈夫だろうか」と不安を感じていらっしゃる方は多いと思います。
要支援の認定では施設入所が難しく、在宅生活を続けるしかない――。そんな状況で、どうすれば安全に暮らせるのか、途方に暮れることもあるでしょう。
でも、諦めないでください。
住環境を整えることで、在宅生活は続けられます。介護保険で対応できる部分、自費で補う部分、それぞれを上手に組み合わせることで、ご本人にとって最適な環境をつくることができます。
退院日に合わせた施工も可能です。「退院したその日から安心して暮らせる環境」を、私たちはご用意できます。
「ちょっと心配だな」と感じたときが、ご相談のタイミングです。 私自身、「お客様」の立場を経験して、私たちのサービスが本当にご家族の安心につながっているのだと確信しました。
皆様の大切なご家族の暮らしを、私たちがサポートします。どうぞお気軽にご相談ください。
※住宅改修・福祉用具については、介護保険制度の対象となるものと対象外のものがあります。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
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